【持ってる？】2024年ファミコンソフトのプレミア高額品15選を紹介！

ファミコンソフトが高くなっているのはなぜ？

昨今、レトロゲームブームが巻き起こっています。Youtubeなどの動画などでもレトロゲームについて紹介しているものも増え、当時を懐かしむ人や若い人にもレトロゲームを愛好家が増えています。

そのため、レトロゲーム及びファミコンのソフトの値段が上がってきています。ファミコンをはじめとしたレトロゲームが高くなっている理由は大きく分けて需要と供給的なバランスがあります。

以下に簡単にまとめました。

需要側の要因

• ノスタルジー需要
  • 当時遊んでいた世代が大人になり、お金を持つようになったことで、幼少期の思い出を求めて購入する動きが活発化している
  • 当時ゲームに触れられなかった世代が、レトロゲームの魅力に触れ、コレクションやプレイ目的で購入
• コレクション需要
  • ゲームソフトや本体を収集するコレクターが増えた
  • 希少価値の高いソフトや限定版、状態の良いものに対する需要が高い
  • コレクションの一部として、ディスプレイ目的での購入も多い
• 実況・配信需要
  • レトロゲームの実況や配信が人気を集め、視聴者がゲームに興味を持つきっかけに。
  • 配信者がプレイするゲームや、配信で話題になったゲームの需要が増加
• ゲームプレイ需要
  • レトロゲームならではの独特なゲーム性や難易度を求めるプレイヤーによる需要
  • 最近のゲームとは異なるシンプルで奥深いゲーム体験を求めている
• 投機目的
  • 価格が高騰している現状から、将来的な値上がりを期待して購入する投資家もいる

供給側の要因

• 流通量の減少
  • 生産終了から年数が経過しており、現存するソフトや本体の数が減少している
  • 経年劣化により、プレイ可能な状態のものが少なくなっている
  • 中古市場に流通する数が減少し、希少価値が高まっている
• 保存状態の良いものの希少性:
  • 長年保管されていたものは、箱や説明書、ソフトの状態が良いものが少ない
  • 状態の良いものに対する需要が高く、価格が高騰する要因になっている
• 海外からの需要:
  • 海外でもレトロゲーム人気が高く、特に日本版のゲームソフトや本体に対する需要が増加
  • したがって、海外への輸出が増え、国内市場への供給が減る

といった需要バランスがあります。まとめると年々ソフトは減っていっている傾向にあるので少しずつソフトの価値が上がっているということになります。

次からは、ファミコンのプレミア高額ソフトを紹介します。

ソフトの状態などによっても大幅に相場が変動するのでランキング形式ではなく高額ソフトを紹介という形になります。おおよその相場も紹介しているので参考にしてください。

ファミコンのプレミア高額ソフト15選

ここから、ファミコンのプレミア高額ソフトを紹介します。ゴールドカートリッジなどの限定品は除外しており、一般に発売されているソフトのプレミアソフトの紹介となります。

今回紹介する相場はあくまでも目安です。また美品の目安相場は箱やカセットの状態が良い、ハガキなどの付属品が揃っているものを想定しています。

1.悪魔城ドラキュラ

発売日	1993/02/05
定価	3,900円
メーカー	コナミ
ゲームジャンル	ゴシックホラー・アクションゲーム
美品相場目安	10万円〜
カセットのみの相場目安	25,000円〜

国内・海外でも人気の悪魔城ドラキュラシリーズのファミコンソフトです。発売は1993年とスーパーファミコンが発売されて広まっている時期に発売されたものとなります。

そのため、流通量も少なくプレミアソフトとなっています。悪魔城ドラキュラシリーズはレトロゲームではほとんどのソフトがプレミア化しています。

また、プレミアソフトということもあり、海賊版（偽物）のソフトも多く出回っています。特にカセットのみでネットオークションやフリマアプリで販売されています。

基本的にはカセットのみで上記相場より大幅に低い値段で出されているので購入しないように気をつけましょう。

2.バトルフォーミュラ

発売日	1991/09/27
定価	6,200円
メーカー	サン電子(サンソフト)
ゲームジャンル	カーアクションシューティングゲーム
美品相場目安	15万円〜
カセットのみの相場目安	30,000円〜

レトロゲーマーに人気の高いサンソフトから発売されているバトルフォーミュラもプレミアソフトです。

美品の相場は15万円からと記載しておりますが、かなり状態がよければ30万円ほどにもなるゲームです。

後述しますが、ファミコンをはじめとしたレトロゲームでは箱やカセットはもちろん、ハガキや付属している用紙やチラシなどが全て揃っていることで評価が高くなります。

購入や売る場合でも付属品の有無などは要チェックするようにしましょう。

3.バイオミラクルぼくってウパ

発売日	1993/02/26
定価	3,900円
メーカー	コナミ
ゲームジャンル	アクション
美品相場目安	18万円〜
カセットのみの相場目安	28,000円〜

1988年に発売された同ソフトが1993年に移植されたゲームとなります。こちらも1993年ということでありファミコン後期に発売されたソフトとなっています。

箱付き美品がかなり少なくなっておりプレミア化しています。18万円からとなりますが、こちらも状態が新品に近ければ40万円以上の値がつくこともあるソフトです。

カセットのみはそこそこですが、こちらも偽物が出回っているので購入の際には注意しましょう。

4.スノーブラザーズ

発売日	1991/12/06
定価	6,500円
メーカー	東亜プラン
ゲームジャンル	固定画面アクション
美品相場目安	13万円〜
カセットのみの相場目安	20,000円〜

スノーブラザーズは東亜プランから発売され、「フェアリーランドストーリー」や「バブルボブル」のような固定画面アクションゲームです。

氷の魔法で敵を雪玉に変え、それを転がして他の敵を巻き込んで倒していきます。1画面で展開し、複数の敵をまとめて倒すと、寿司やご祝儀袋が出現するご褒美要素も。

0の倍数面ではボスが登場し、戦略性も求められます。シンプルながらも爽快感あふれるアクションが楽しめます。

かなり状態がよければ30万円ほどの相場にもなりえるプレミアゲームです。

5.三つ目がとおる

発売日	1992年7月17日
定価	6,500円
メーカー	トミー
ゲームジャンル	アクションゲーム
美品相場目安	10万円〜
カセットのみの相場目安	20,000円〜

手塚治虫先生原作のコミック・アニメを基にしたアクションゲームです。

原作の雰囲気とは異なり、主人公の写楽や敵キャラクターも可愛らしく描かれています。

「神秘」と「謎」をテーマにしたサイキックアクションで、三つ目族の不思議なパワーを使い、地球を救う冒険が繰り広げられます。サイキックパワーを全開にし、キャラクター写楽保介と共に、魔界に巣くう魑魅魍魎を倒すゲームです。

6.サマーカーニバル’92 烈火

発売日	1992年7月17日
定価	4,980円
メーカー	ナグザット
ゲームジャンル	縦スクロールシューティング.
美品相場目安	12万円〜
カセットのみの相場目安	40,000円〜

最近のレトロゲームブーム以前からプレミアソフトとして名高いサマーカーニバル92烈火ですが、10年以上前から偽物の海賊版ソフトが多く出回っています。

ネットに出回っているのも多くが偽物の可能性もあります。

他のプレミアソフトはカセットのみ海賊版といった場合が多いですが、サマーカーニバル’92 烈火は箱有り品も海賊版があります。

あまり詳しくなければ、手を出さないほうが良いソフトといえます。信頼のあるショップの店舗などで購入するのがいいでしょう。

7.地底戦空バゾルダー

発売日	1991/11/15
定価	6,300円
メーカー	ソフエル
ゲームジャンル	アクションシューティング
美品相場目安	10万円〜
カセットのみの相場目安	30,000円〜

ソフエルから発売されているアクションシューティングゲームの地底戦空バゾルダーもファミコンの高額プレミアソフトです。

2~3年前くらいは美品で5〜6万円前後の相場だった気がしたんですが、2024年12月時点では10万円超えるソフトとなっていました。

最近のレトロゲームの値上がりはすさまじいですね。

8.オーバーホライゾン

発売日	1991/04/26
定価	6,800円
メーカー	ホットビィ
ゲームジャンル	横スクロール型シューティングゲーム
美品相場目安	20万円〜
カセットのみの相場目安	20,000円〜

最近では箱付き品を見かけることがないオーバーホライゾンです。

ホットビィから発売されたシューティングゲームです。箱付き、説明書ありで状態がよければかなり値がつく代物です。

相場目安も低めに見積もっているので状態など加味すればもっと高くなるソフトではないでしょうか。

9.ムーンクリスタル

発売日	1992/08/28
定価	7,800円
メーカー	ヘクト
ゲームジャンル	横スクロールアクションゲーム
美品相場目安	15万円〜
カセットのみの相場目安	60,000円〜

ムーンFCの横スクロールアクションゲームです。このゲームはアクションと演出を非常に高いレベルで両立させた作品です。発売本数やゲームの質を評価されたプレミアソフトです。

完品も高いですがソフトのみでも高い部類のプレミアソフトとなっています。

一部演出でフラッシュが激しい部分があるのでプレイ時には注意が必要です。

10.まじかるキッズどろぴー

発売日	1990/12/14
定価	6,000円
メーカー	ビッグ東海
ゲームジャンル	横スクロールアクションゲーム
美品相場目安	5万円〜
カセットのみの相場目安	20,000円〜

まじかるキッズどろぴーはロックマンとよく似た要素が多く見られるアクションゲームです。物語は西暦1999年、突如として現れた”悪玉帝国”の侵攻により、世界が支配の危機に瀕するところから始まります。

科学力で応戦するも、全く歯が立たない状況の中、主人公のどろぴーが悪玉帝国に立ち向かうというストーリーです。

昔からプレミアソフトとして名高いですが完品については、3~4年前からそこまで大きく相場は変わっていません。ソフトのみはじわじわと上がってきている傾向にあります。

11.ギミック　Gimmick! 

発売日	1992/01/31
定価	6,200円
メーカー	サン電子（サンソフト)
ゲームジャンル	横スクロールアクションゲーム
美品相場目安	15万円〜
カセットのみの相場目安	40,000円〜

サン電子(サンソフト)のアクションゲームで、『へべれけ』のシステムを発展させたような作品です。ファミコン末期に発売されました。主人公は緑色のぬいぐるみのような生物「ゆめたろー」です。ゆめたろーは、おもちゃに誘拐された女の子を救うため、冒険に旅立ちます。

横スクロール型2Dアクションで、ジャンプや攻撃、アイテムを駆使して進みます。スクロールはプレイヤーの動きに合わせて移動しますが、エリアチェンジもあります。プレイヤーの心理を読んだ仕掛けが特徴です。

こちらもソフトのみは偽物があるので注意です。

12.高橋名人の冒険島IV

発売日	1994/06/24
定価	5,800円
メーカー	ハドソン
ゲームジャンル	横スクロールアクションゲーム
美品相場目安	9万円〜
カセットのみの相場目安	20,000円〜

ファミコンで最後に発売されたソフトとして有名な高橋名人の冒険島IVです。

1994年ということでスーパーファミコンも大人気で、同年の1994年12月3日にはプレイステーションが発売される年のファミコンソフトです。

そのため発売本数もそこまで多くない点からプレミアソフトとなっています。ここ最近でさらに値段が上がってきているソフトです。数年前は完品で4~5万円でも入手できたソフトですが、倍近くになってきています。

13.メタルスレイダーグローリー

発売日	1991/08/30
定価	8,900円
メーカー	HAL研究所
ゲームジャンル	アドベンチャーゲーム
美品相場目安	6万円〜
カセットのみの相場目安	20,000円〜

1991年8月30日にハル研究所から発売された、ファミコン用コマンド選択型SFアドベンチャーゲームです。8Mbit大容量ROMと拡張チップMMC5を搭載し、ファミコンとは思えない緻密なグラフィックとリアルな演出を実現しています。

舞台は宇宙で、登場人物の大半が女性という特徴があり、ファミコンゲームで笑顔や怒りなど多彩な表情を見せます。また、細かな動きや表現力豊かな演出が魅力の作品です。

こちらもじわじわと値上がりしています。7~8年前は完品で15,000円程度だった気がするので3~4倍くらい値上がりしています。

14.バブルボブル2

発売日	1993/03/05
定価	5,900円
メーカー	タイトー
ゲームジャンル	固定画面アクション
美品相場目安	12万円〜
カセットのみの相場目安	60,000円〜

1993年3月5日にタイトーから発売されたファミコン用アクションゲーム『バブルボブル2』は、ディスクシステム版『バブルボブル』の続編です。

本作では、主人公がバブルンではなく、その子孫であるカビーとルビーに変更されました。さらわれた恋人ジュディをスカル3兄弟から救うため、バブルドラゴンの姿となった二人が冒険に出ます。

新たにバブルを発射して敵を攻撃する操作が追加され、キャラクターが大きく描かれるなど家庭用に最適化され、難易度も低めに設定されています。

1993年と後期に発売されたソフトでプレミア化しています。

15.魂斗羅（コントラ）

発売日	1988/02/09
定価	5,300円
メーカー	コナミ
ゲームジャンル	アクションシューティングゲーム
美品相場目安	3万円〜
カセットのみの相場目安	3,000円〜

1988年2月9日にコナミから発売された、ファミコン用アクションシューティングゲーム『魂斗羅』は、シリーズの第一作目として高い人気を誇ります。

物語は、西暦2631年にニュージーランド沖のガルガ諸島に隕石が落下し、2年後、人類を滅亡させようとする「レッド・ファルコン」が諸島を占拠するところから始まります。

プレイヤーは地球海兵隊のビルとランスを操作し、エイリアン勢力を殲滅しながら基地を破壊する使命を果たします。縦・横・3Dスクロールと多彩なステージ構成や、2人同時プレイが可能な点が特徴です。

大人気ソフトドラゴンクエスト3の発売日(1988年2月10日)の前日に発売された魂斗羅。そのためにプレミアソフトになったのかと思われますがあまり関係ないと思われます。

魂斗羅は箱や説明書などが揃っている完品が高く、カセットのみはそこまでです。

番外編 高いソフト

通常のファミコン以外にも特殊なファミコンで高いソフトを紹介します。

バトルラッシュ データック

発売日	1993/11/13
定価	2,800円
メーカー	ビーアイ
ゲームジャンル	対戦アクションゲーム
美品相場目安	100万円〜
カセットのみの相場目安	45万円〜

激神フリーザ　ゴールドカートリッジ

ドラゴンボールの激神フリーザ　ゴールドカートリッジは完品は見たことありませんが、カセットのみでも50万円以上となっています。もし、完品があるなら100万円以上はいきそうです。

キン肉マンマッスルタッグマッチ ゴールドカートリッジ

キン肉マンマッスルタッグマッチ ゴールドカートリッジも最近オークションで見かけて箱付き説明書ありで状態もよくて180万円弱となっていました。

あとはこれを超えるソフトは開発版のソフトなどになるのではないでしょうか。

ファミコンソフトの偽物に注意

プレミアソフトを紹介するときにも何度か書きましたが、プレミアゲームは偽物が多く出回っています。

基本的にネットのオークションやフリマアプリなど個人販売されている場合に多いです。特徴としては、

• 商品説明に海外版と書いてある
• 商品説明の日本語がおかしい
• 相場よりだいぶ低い
• ソフトのパッケージの印刷が粗い

などがあります。しかし印刷が粗い偽物もありますが、かなり精巧につくられているものもあるので本物の画像と見比べて判断することも必要となってきます。

詳しくない方でプレミアソフトがほしい場合は店頭にあるレトロゲーム専門店などで購入するのが偽物をつかまなくする方法の一つです。

ファミコン有名タイトルの相場目安も紹介

プレミアソフトをメインに紹介しましたが、ファミコンソフト全般が高くなってきています。

特に、箱、説明書ありの美品でハガキなどもついているゲームはプレミアソフト以外でも高くなっています。

ここでは比較的有名なタイトルの相場なども紹介します。

タイトル	完品美品の相場目安
ドラゴンクエストⅠ	8,000円〜
ゼルダの伝説1	10,000円〜
ロックマン	35,000円〜
MOTHER	5,000円〜
ファイナルファンタジー	9,000円〜

注意してほしいのが、完品状態で美品だと高くなりますが、カセットのみだと需要はあまり高くなく、完品の10分の1からそれ以下になるソフトもあります。

ファミコンソフトのプレミアソフトまとめ

近年、レトロゲームブームの再燃により、ファミコンソフトの価格が高騰しています。これは、当時遊んでいた世代のノスタルジー需要に加え、コレクション目的や実況・配信の影響で新たなファン層が増えたこと、さらに希少性や投機目的による需要も拍車をかけているためです。

供給面では、生産終了から年数が経過し、流通量が減少していること、状態の良いものが少ないこと、海外からの需要増加が価格高騰の要因となっています。

特に高額なプレミアソフトとしては、「悪魔城ドラキュラ」「バトルフォーミュラ」「バイオミラクル ぼくってウパ」「スノーブラザーズ」「三つ目がとおる」「サマーカーニバル’92 烈火」「地底戦空バゾルダー」「オーバーホライゾン」「ムーンクリスタル」などが挙げられます。

これらのソフトは、箱や説明書、付属品が揃った美品の場合、10万円を超えることも珍しくありません。また、ゴールドカートリッジなどの限定品はさらに高額で取引されています。

注意すべき点として、プレミアソフトには偽物が多数出回っていることです。

ネットオークションやフリマアプリでの個人売買には特に注意が必要で、相場より大幅に安いものや、日本語がおかしいもの、印刷が粗いものは偽物の可能性が高いでしょう。信頼できるレトロゲーム専門店での購入がおすすめです。

プレミアソフト以外でも、有名タイトルは美品であれば高値で取引されています。しかし、カセットのみの場合は需要が低く、価格も大幅に下がることがあります。ファミコンソフトの購入や売却を検討する際は、状態や付属品の有無をしっかりと確認することが重要です。

以下の記事ではファミコン買取のおすすめ店を紹介しております。